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水見式編集者タイプ選別法

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編集者にもいろいろなタイプがいてまさに十人十色なわけですが、おおまかに6つくらいのタイプに分けられると言われています。

自分がどのタイプか判別するのに便利なのが、水見式です。

まず、グラスにたっぷりと水を入れ、その上に葉っぱ(軽くて浮くものならなんでもいい)を浮かべます。そして、両手をグラスにかざしながら、意識を集中させます。

そのときの変化で、自分がどのタイプの編集者なのかがわかります。

 

◆水の量が変わる → 強化系

いわゆる徹夜もじさないタイプ。というか、徹夜でなんでも解決しようとしてしまうタイプです。データや資料集めがモノを言うようなのコンテンツ、確認事項がやたら多い記事などで力を発揮します。週刊誌、月刊誌、年間20冊以上担当しなきゃいけない書籍編集部、ちょっとブラックな編プロさんなどで幅広く活躍できますが、年齢を重ねていって体力が衰えてしまった後どうするかという問題もあります。

 

◆水の色が変わる → 放出系

個人的な印象ですが、大雑把な性格の方が多い気がします。え、編集者なのに大雑把なの? と思うかもしれませんが、それが良さを発揮することもあるのです。例えば、雑誌編集部で新しいネタを拾ってきたり、新機軸を打ち出したり。イノベーションは常に放出系から。難点を言えば抜けが多いことでしょうか。マメな性格の若手と組ませましょう。

 

◆葉が動く → 操作系

はっきりいって恐ろしい編集者です。個人の能力としてはそれほど高くない場合もあるかもしれませんが、ほかの編集者をうまく操作して、大きな仕事をやってのけます。これから台頭しそうな分野を見極め、新しい著者を発掘し、馬力のある編集者をつけ、他社が追いつけないほどリードしてしまう。こういった操作系を擁することができるかどうかで出版社の未来が変わってくるかもしれません。もちろん、編集長や発行人として活躍が期待されます。

 

◆水に不純物が出現 → 具現化系

とても粘り強く、信念を持って、自分の企画を実現していきます。当初はニッチすぎて、「え、そんなの妄想じゃね」と思われるようなアイデアでも、きちんと形にするのが偉いところ。時代にちゃんとマッチしていれば成果もあげられるのですが…。

 

◆水の味が変わる → 変化系

組織の中でアクセントをつけられる編集者です。例えば、金融の雑誌の中でグルメの連載を担当したり、女性誌の中でギャンブルのコーナーを担当したり。しかもバランス感覚が良く、意外な著名人を登場させたりするので重宝します。ただ、最近は媒体に余裕がなくなってきて、メインとは関係のないコーナーがリストラされたりしてしまうのがつらいところ。

 

◆そのたの変化 → 特質系

いわゆるカリスマ編集者です。従来の型にはまらない、新しいことをやってくれるタイプ。起業して出版社や新しいメディアを作った方はだいたい特質系です。そして、自分自身の著書が必ず面白いのも特質系編集者の特徴です。

 

いかがだったでしょうか? 編集者のみなさんは、一度、水見式を試してみて、自分のタイプを見極め、お仕事に役立たせてみてはいかがでしょう。また、著者のみなさんは、ご自分の担当編集者に水見式をやってもらうといいかもしれません。