ブログ書評について編集者が本当に思っていること
ブログ書評について編集者が本当に思っていること。
「誤植が多い」
(すみませんすみません! 本当にすみません!)
「○○さんがブログに書いたから私の書評はもういいかな」
(そんなことないです! 書いてください! ぜひ!)
「翻訳書だが、原書を読むことをおすすめする」
(いえっ あのっ そのっ)
「電子版はまだだろうか」
(いま準備しています! いま!)
「著者の××さんは本当はもっと別のことを書くべきだと思う」
(そう…かもしれません…いや、どうだろう…)
「読んで損した。たいしたことなかった」
(とはいえブログに書いてくださってありがとうございます)
「原題は●●なのに、なぜ邦題が××になるのか理解できない。猛省を促したい」
(直訳ならいいの?)
「サラダチキンは体に良い」
(書評はどうした)
「△△さんがつくる本にはいつも注目している」
(ありがとうございます 泣)
出版社の営業担当が知っている編集者の慰め方
出版社の営業担当が知っている編集者の慰め方。
「ロングで売れるよう頑張りましょう」
(発売当初、思ったより売れなかった)
「この本を必要としてる読者がどこかにいるはずです」
(書店の立地別配本パターンをミスった)
「○○店の××さんが面白いっていってましたよ」
(そんなことより注文がほしい)
「こだわりのデザインですね」
(こんなところに金をかけて)
「△△出版社だって売れてるのは3タイトルくらいらしいですよ」
(3つもあるじゃないか)
「ドーンといきましょう」
(実際にはトゥンくらい)
「ガーンといきましょう」
(実際にはカッンくらい)
「○○さんのつくる本のファンです」
(ありがとう)
もしワタヤノボルが編集者だったら
もしワタヤノボルが編集者だったら、
きっと合コンばかりしているにちがいない。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
きっと東大出身だ。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
黒髪ロングじゃなきゃ嫌だとかいいそう。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
好みがうるさすぎて彼女がいない。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
本気で仕事してんのか疑問だ。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
義理の弟に横柄な態度で原稿を頼みそう。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
きっと自分が大好きだ。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
ガガーリンについて書かれた本を読んだことあるだろう。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
彼のいう「マニアック」はいうほどマニアックではない。
もしワタヤノボルが編集者だったら、
彼が編集したものを読んでみたい。